「食後に胃が重い」
「胃が張ったように感じる」
「食べたものが
なかなか消化されない気がする」
など、皆さんは
胃もたれに悩んだことはありませんか?
胃もたれは、
食べ過ぎや脂っこい食事だけでなく、
ストレスや生活習慣など、
さまざまな原因によって起こります。
この記事では、
胃もたれの主な原因や胃にやさしい食事、
日常生活でできる対策を解説します。
さらに、
胃もたれが気になるときに取り入れたい
「中脘(ちゅうかん)」と
「足三里(あしさんり)」の
ツボについても紹介します。
目次
1.胃もたれとは?主な症状と原因
1-1.胃もたれの主な症状
胃もたれとは、
食後などに胃が重く感じたり、
食べ物が胃に残っているような
不快感が生じたりする状態です。
「胃が重い」「胃が張る」
「食欲がわかない」「吐き気がする」など、
人によって感じ方はさまざまです。
特に、食事の量が多かったときや、
脂っこいものを食べたあとに
胃もたれを感じる人は少なくありません。
また、胃もたれと一緒にげっぷや胸やけ、
胃の痛みなどが現れることもあります。
一時的な胃もたれであれば、食事量を
調整したり、胃を休ませたりすることで
改善するケースもあります。
しかし、症状を繰り返す場合や、
長期間続いている場合には、
単なる食べ過ぎではなく、
胃や消化器に関係する病気が隠れている
可能性もあるため注意が必要です。
1-2.胃もたれを引き起こす主な原因
胃もたれの原因としてまず考えられるのが、
食べ過ぎや飲み過ぎです。
一度にたくさんの食事をすると、
胃に大きな負担がかかり、
消化に時間がかかることで
胃が重く感じられることがあります。
また、揚げ物や脂身の多い肉など、
脂質の多い食事も胃もたれの原因になります。
脂質は消化に時間がかかるため、
胃に食べ物が長くとどまりやすくなります。
そのほか、早食い、夜遅い時間の食事、
睡眠不足、運動不足などの生活習慣も
胃の不快感につながることがあります。
さらに、
ストレスも胃もたれの原因の一つです。
胃もたれが頻繁に起こる場合は、
食事だけでなく普段の生活習慣も
見直してみましょう。
2.胃もたれを招く食事・生活習慣
2-1.胃に負担をかけやすい食事
胃もたれを防ぐためには、胃に負担を
かけやすい食事を知っておくことが大切です。
代表的なのが、揚げ物や脂身の多い肉、
こってりした料理などの脂質が多い食事です。
また、香辛料を多く使った刺激の強い料理や、
アルコール、カフェインを多く含む
飲み物なども、人によっては
胃の不快感を招くことがあります。
さらに、
「一度にたくさん食べる」「急いで食べる」
といった食べ方も
胃に負担をかける原因になります。
胃もたれを感じやすい人は、
食事の量を腹八分目程度に抑え、よく噛んで
ゆっくり食べることを意識しましょう。
自分がどのような食事をしたあとに
胃もたれしやすいのかを把握しておくことも、
予防につながります。
2-2.ストレスや生活習慣も胃もたれの原因に
胃もたれは、食事だけが原因とは限りません。
ストレスや睡眠不足などの生活習慣も、
胃の不調と関係しています。
強いストレスを感じると、
自律神経のバランスが乱れ、
胃腸の働きに影響を与えることがあります。
その結果、食後に胃が重く感じたり、
胃の不快感が気になったりすることがあります。
また、睡眠不足や不規則な生活が続くと、
カラダのリズムが乱れ、
胃腸にも負担がかかりやすくなります。
胃もたれを改善するためには、
食事内容だけに注目するのではなく、
睡眠時間を確保する、適度に運動する、
リラックスする時間をつくるなど、
生活全体を整えることも大切です。
3.胃もたれのときにおすすめの食事
3-1.胃にやさしい食べ物・食事のポイント
胃もたれを感じているときは、できるだけ
胃に負担をかけにくい食事を選びましょう。
おすすめなのは、
おかゆ、うどん、やわらかく煮た野菜、
白身魚、鶏ささみなど、
比較的消化しやすい食品です。
脂質の多い料理は避け、
蒸す・煮るなど、油を多く使わない
調理方法を選ぶのもポイントです。
また、食物繊維を多く含む食品は
健康維持に役立ちますが、
胃もたれが強いときには、
食物繊維の多い食品を一度に大量に食べると
負担になる場合があります。
野菜は細かく切ってやわらかく煮るなど、
食べやすく工夫するとよいでしょう。
「胃もたれにはこれだけ食べればよい」
という食品があるわけではありません。
症状や体調に合わせて、
量や調理方法を調整することが大切です。
3-2.胃もたれを感じたときの食事方法
胃もたれを感じているときは、
一度にたくさん食べないことが基本です。
食欲があるからといって
普段と同じ量を食べると、胃にさらに
負担をかけてしまう可能性があります。
食事をする場合は、少量ずつゆっくり食べ、
しっかり噛むことを意識しましょう。
また、食後すぐに横になるのは避け、
しばらく上半身を起こした状態で
過ごすことも大切です。
胃もたれがあるからといって、
必ずしも食事を完全に抜く必要はありません。
症状が軽い場合は、
消化のよいものを少量から摂るとよいでしょう。
ただし、強い吐き気や痛みがある場合、
食事や水分を摂ることが難しい場合などは、
無理に食べようとせず、症状に応じて
医療機関への相談を検討してください。
4.胃もたれにおすすめのツボ
4-1.中脘(ちゅうかん)のツボ
胃もたれが気になるときに取り入れたい
ツボの一つが、中脘(ちゅうかん)です。
中脘は、東洋医学で用いられる
代表的なツボの一つで、おへそとみぞおちを
結んだ線の中央付近にあります。
胃の不快感や食欲不振などが
気になるときに刺激されることがあります。
刺激するときは、
仰向けなどリラックスできる姿勢になり、
指の腹を使って気持ちよいと
感じる程度の強さでゆっくり押します。
強く押しすぎたり、
痛みを我慢したりする必要はありません。
なお、ツボ押しは胃もたれそのものを
治療するものではありません。
あくまでセルフケアの一つとして取り入れ、
症状が強い場合や長く続く場合には、
医療機関への相談を優先しましょう。
4-2.足三里(あしさんり)のツボ
もう一つ紹介したいのが、
足三里(あしさんり)です。
足三里は、膝のお皿の下にある
外側のくぼみから、指幅4本分ほど下に
位置するとされるツボです。
東洋医学では、
胃腸の調子を整える目的などで、
古くから利用されてきました。
刺激するときは、
椅子に座るなど楽な姿勢で、
親指の腹を使ってゆっくり押してみましょう。
左右の足にあるため、片方ずつ刺激します。
痛すぎるほど強く押す必要はなく、
「気持ちいい」と感じる程度を
目安にしてください。
中脘と同様に、
足三里への刺激はセルフケアの一つです。
ツボを押しても症状が改善しない場合や、
胃もたれを繰り返している場合は、
原因を確認するために
医療機関を受診することも大切です。
5.胃もたれを予防するためにできること
5-1.日常生活で意識したいポイント
胃もたれを予防するためには、
胃に負担をかけない生活習慣を
意識することが大切です。
まずは、食べ過ぎない、早食いをしない、
脂っこい食事を続けないことを心がけましょう。
食事はよく噛んでゆっくり食べ、
就寝直前の食事もできるだけ
避けることがポイントです。
また、
睡眠不足やストレスが続いている場合は、
十分な休息をとることも意識しましょう。
軽い運動や入浴、深呼吸など、
自分なりの方法でリラックスする時間を
つくることもおすすめです。
胃もたれは、その日の食事だけでなく、
日々の生活習慣が積み重なって
起こる場合があります。
「最近胃もたれが増えた」と感じたら、
食事・睡眠・ストレスなどを
一度振り返ってみるとよいでしょう。
5-2.病気が原因の場合も?受診を検討する目安
胃もたれは一時的な食べ過ぎなどでも
起こりますが、胃炎や胃潰瘍、
逆流性食道炎などの病気が
原因となっている場合もあります。
そのため、胃もたれが何度も繰り返す、
長期間続く、症状が徐々に悪化している
といった場合には、
「いつもの胃もたれ」と自己判断せず、
医療機関に相談することが大切です。
特に、強い腹痛、繰り返す嘔吐、吐血、
黒い便、体重減少、食事がとれないなどの
症状がある場合は、
早めに医療機関を受診しましょう。
胃もたれ対策では、
食事や生活習慣を見直したり、
中脘・足三里などのツボをセルフケアとして
取り入れたりする方法があります。
しかし、症状が続く場合は、
まず原因を確認することが重要です。
胃もたれの原因を正しく知り、
自分のカラダの状態に合った
対策を行いましょう。
いかがでしたか?
今日から9月、食欲の秋に突入しましたね。
秋はついつい食べすぎてしまうことも
あるかもしれないので、
胃もたれに関して正しい知識を身につけて、
美味しいものも上手に食べながら
毎日を快適に過ごしましょう。
今回の記事が少しでも
皆さまのお役に立てますと幸いです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!